13日の金曜日!

  • 2018/07/13 13:13

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なぜかいつも原稿期間に重なってヒイヒイいってます。

サラダ記念日の衝動買い記録

  • 2018/07/06 13:13

内田百閒全集全10巻(講談社・旧仮名

 百閒の全集は数種出ていますが、講談社のは手を出しやすいかな、と思って。

 福武は33巻。この冊数には怯みます。

 版画荘刊は6冊と手軽そうですが、昭和11年のネック。百閒先生自身もまだまだ生きている頃のものですしね。

 ちくま文庫は24巻ですが、セットは品切れ状態。新しい出版とて油断できません。

 旺文社文庫の39冊は装丁が魅力ですが、バラでしか出ていないのを揃えるのは苦難そう。

 

 というわけで、講談社の10巻に落ち着いたわけです。

 新仮名版で新潮文庫や岩波文庫でも出ておりますし、そちらでぼちぼち読んでいる以上

 「え、同じ本を買うの?」という問いも出てきましょうが、

 なんったって、百閒作品の仮名遣いの旧か新かは、先生にとっても読者にとっても

 大事な大事な要素なので! 問題ないのです! 

 仮名の新旧を読み比べるという楽しみもありますから。ね!

 まぁ、仮名使いの相違がなくても、同じタイトルの本を複数所持するのは、

 訳者や版組や装丁やその他諸々の要素が少しでも違えば違う本なので

 さしたる問ではないのです。…といって引越のたんびに泣いてますが。

 

 1年ほど前にうんと検討して保留にしていたのを一瞬で決断しただけなので

 衝動とは言いがたいかもしれません。

 

●歌丸師匠

 今まで散々ネタにされていたことにいざ当面してみると面食らうどころか

 ぽかんとした哀しみに沈んでいます。テレビのスピーカー越しに聞いた声を

 いつか高座でと思っていましたが、叶わずじまいでした。

「日本文学盛衰史」

  • 2018/06/29 13:13

 高橋源一郎の小説が原作の、青年団による劇を観ました。

観劇日の1週間前に衝動的にチケットを買い、それから

原作を読み始めるという弾丸ぶりでしたが、

読めて良かった&観られて良かった作品でした。

 

 文学は、ことに純文学は、作者・読者の個人的私的なもの

と思われがちかもしれませんが、

二葉亭・藤村・鴎外・漱石・啄木・独歩・花袋らが生きた時代、

言葉は、文学は、社会の基盤の大きな一部であり、

思想とそれを表出する言葉との両輪を彼らは廻そうとしていたのですね。

名を残す彼らが生き抜けた時代の濃密さたるや、考えるだけでクラクラします。

 

 そして劇の演出は、彼らが生きた明治の時代と私たちの生きる現代とを繋げ、

この問いはまだ途中であり、私たちにも無関係ではないことを示唆していました。

全体にユーモアが溢れ、笑いながら観劇しつつ、追い風を得るような時間でした。

 

 

…とまあ、相変わらず読書に耽っていますが、新刊の〆切まで3週間という現実です。

いーかげん、船をこぎ出さなければ!

偶然の3

  • 2018/06/22 13:13

 今週末~週明けから読み始めた本3冊が偶然にも同じような事象を巡っていました。

 丸谷才一「文章読本」

  京極夏彦「書楼弔堂」

  高橋源一郎「日本文学盛衰史」

 明治期から昭和初期にかけて、日本語の文体を模索した作家たちについて。

 無意識に意識して選書したのでしょうか。はたまた、はてさて。

 谷崎訳の源氏物語が読みたくなりました。

 

 

□シェイクスピア&ハサウェイの事件簿

 全エピソード見終えてしまいました。 ちょっと寂しい。

 シェイクスピア作品を読んでからまた最初から観たいです。

 その頃には2期で再会できるでしょう。

 

■高尾滋「人形芝居4」

 3巻で終わりかな、と思っていた作品の久しぶりの新刊です! 

 大好きな作品なので、大事に読みます。嵐と静にまた会えます。うれしい。

 

■クリスティ「予告殺人」

 あらすじ紹介が面白そうだったので読み始めたのですが、

 なんだかとってもデジャヴね! と思って読書記録を見返したら

 やっぱり読んでいました。

 でも、既視感を覚えたのは 映像で なのです。

 まあ、断片的なもので再読するぶんには支障ないのですが。

 (たとえ、犯人やトリックが分かっていても、

  初読時と遜色なく楽しめるたちでもあります。)

コミティア申し込みました。

  • 2018/06/15 13:13

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サークルカットはほぼ一発書きのなぐり書き。

勢いがあるのもたまにはいいよね。。たまには、ね。

 

夏のイベントですが、新刊はモノクロームの鬱々とした話になるでしょう。

それはそうと、原稿スケジュール立てないと! 

 

□シェイクスピアとハサウェイの事件簿

 BBCドラマです。探偵社のシェイクスピアとハサウェイ&セバスチャンが

 クリスティのトミーとタペンス&アルバートのようで、それだけでも楽しいのに

 3人ともとっってもチャーミングでまたすぐ会いたくなる作品です。

 勢いよく5話まで見ましたが、残りは大事にとってあります。

 マクベスの3人の魔女が冒頭に出てくる話は、終わりがまさしく

 「きれいはきたない きたないはきれい」でした。人って白黒つけがたいよね。

 

□Endless Night(終わりなき夜に生まれつく)

 クリスティの小説です。ミス・マープルにアレンジされたドラマを先に見て、

 すぐに小説を読み始めました。全体の構想は、クリスティの有名な長編と同様ですが、

 作者の真髄が遺憾なく現れていて、「春にして君を離れ」系統です。

 「春にして~」で特に思うのですが、クリスティの人間観から世界を見てみたいです。

 勢いでセルフ・パロディ元の長編も読んでいます。

 

■クレヨン王国 森のクリスマス物語

 「長い月日が、さらさらと源三さんのうえを通りすぎていきました。」

 福永先生は、よく、こういう貫くような文章を、さらっとお書きになります。

 

いろいろ

  • 2018/06/08 13:13

備忘録的に、ここ1,2週間で見たもの、読んだもの。

■ホーソーン短編集

 1ヶ月かけて読了。白の老嬢、牧師の黒いベール、フェザートップの3本が特にすき。

 ホーソーンの描く世界って、創作の源です。

 

■高橋葉介「怪談少年」

 夢幻紳士とは違う葉介先生の引き出し、怪談×コメディしている姉と弟のコンビ

 →をイラストにしたためたかったのですが、ペンタブが不調で無念。

 

■ブラウン「まっ白な嘘」

 東京創元文庫で買った新しい版のものが活版印刷で、最初に手にしたとき

 それだけでうれしかったのです。活版の本であることが仕掛けになっているとは。

 

■ウェルズ「白壁の緑の扉」バベルの図書館8

 ボルヘス編纂、表題作はジョイスの「若い芸術家の肖像」や、読者の幼年時代を

 想わせます。ほかの収録作品も多彩で、ボルヘスの慧眼とウェルズの腕前が

 織りなす一冊でした。「魔法屋」が、子供の頃好きだった本「まほうを売る店」で、

 ここでまさかの再会。

 

 

□BBC「ブラウン神父」シーズン5

 エピソード1が、元の小説を離れていても、とてもとても良い。

□ジョーン・ヒクソン版「ミス・マープル」

 一目見て、(あ、ミス・マープルだ!)って思いました。

 桜色の頬が素敵! 刑事さんにはとりとめなく聞こえるおしゃべりに、

 この安楽椅子探偵の人物像が見いだせます。

BBCドラマ 「ブラウン神父」

  • 2018/06/01 13:13

 AXNミステリーでやっている最新シリーズを見ています。

チェスタトンの小説世界からブラウン神父だけを引っこ抜いてきて

50年代イギリスの田舎町に持ってきました…っていう感じです。

神父の脇を固める女性陣が賑やかで魅力的なので、

原作に準拠していなくてもこれはこれでアリだな、と

数話視聴後には好意的になっている自分に驚いています。

シーズン1からのお付き合いだったら、もっとゆっくりと

人物造形が出来上がっていく過程に立ち会えたのかな。

 

 今制作されているドラマが、舞台にWW2後の世界を選んだのも

BBCの意気込みがうかがえて好ましいです。

 個人も国も民族も、戦争の記憶が生々しいはずで、むしろまだ

解決していない、区切りがついていないことがたくさんあったはずの時代、

嘘をついてでも守らなければ崩壊する何かを誰もが何かしら抱えていた時代を描くことは

ドラマというフィクションを通してであれ、その「何か」と現代の我々が向き合う、

嘘をついたまま、嘘が真実になっている「何か」を思い出す、そういう作用があると思います。

 そして、内に抱えた罪と対峙するのにもってこいのお方、ブラウン神父がついている!

 

 

真っ白な嘘

  • 2018/05/25 13:13

 こんなにもこんなにも気になるのに、手元に、

それこそ今まさに手にしているのに、未だに読めていない本、

フレドリック・ブラウンの「真っ白な嘘」。

ブラウンは、グレンラガンの最終話サブタイトルと同じ書名の本、の作者…

という程度の認識で、著作はまだ一冊も読んだことないのに、

なぜこうも心が騒ぐのか! 

そして、ブラウン と 中村保男・訳 & 東京創元の組み合わせは、

チェスタトンを連想させます。

 

 

 ちびちびとホーソーン短編小説集を読んでいます。

「牧師の黒いベール」はバベルの図書館に収録されている訳のほうが

凄みがある、という印象。でも、「白の老嬢」に出会えたのは幸いでした。

ホーソーンの作品って、読んでいるとインスピレーションが湧いてくるというか、

頭の中で作品の世界が出来上がるんです。

シェイクスピア全集

  • 2018/05/18 13:13

欲しいんですよね、今。

ウッドハウスの作品を楽しむためと、PSYCHO-PASSを見ていたら読みたくなって。

日本語だったら新潮文庫。

信用している福田恆存訳で、表紙絵がとっても素敵! なのです。

ちびちび揃えましょ。

 

んで、ウッドハウスの言い回しを追いかけるには英語もあった方が良いかな…と

また無謀な計画を立てた結果、

Knickerbocker Classicsってところが出している古典シリーズの装丁が素敵で、

芋づる式にオースティンだのポーだのにも引っかかっているのです。

出版社サイト→

もうどうしようもないですっていう物欲の報告でした。

コミティアありがとうございました!

  • 2018/05/11 13:13

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 人出が多かったおかげか、いつも以上にお手にとっていただけました。

今回の新刊は、本当に自分の読書メモ的なものだったので

(対話の相手はボルヘスでした)次はもっと外向けに描きたいです。

というわけで、8月ティアを申し込む準備をします。

 

チェスタトンの『法螺吹き友の会』を読み始めました。

↑のイラストのとおり、紳士がシルクハットを捨てて

キャベツを頭にかぶりだす話。シルクハットはかかしにお下がり。

ヒロイン曰く、

「みんなキャベツの帽子を変に思わないのは、すでに頭がカブだからなんだわ」

毎度のことながら、荒唐無稽と正統性が同居できるチェスタトンの頭に

脱帽です。

英語の言い回しが巧みなのが日本語で読んでいても伝わってくるので

原書欲しくなります。困りものです。

…と書いた矢先にチェスタトンの原書を3冊注文しているので全く困りものです。