2016 2017 2018 2019〜


'今日はここまで!''2019-01-04 13:13:13'

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今年も細く長くやっていけたらいいです。

年始くらいは真面目に更新するはずだったのですが、

うっかりバークリーの『ジャンピング・ジェニイ』を読み始めてしまい

全体のイメージをキャンバスに描き落としたところで時間切れ。

続きは週末に! 

 

長編推理小説の怖さは、読み終わるまで他のことが手つかずになるところです。

特に、冒頭から容疑者・被害者らしき人物たちがわんさと出てくるようなやつ!

意味深な仕草をかき集めキャラクターのシルエットを掴むのでイソガシイです。

 

'スーベレーン''2019-01-11 13:13:13'

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中古の400茶縞をお迎えしました。真ん中のやつです。

茶縞は軸の色味に個体差があって、見比べても愉しいし、

一つを光にかざしたり、角度を変えてみたりっていうのも良いです。

そして、すごく書きやすい……書くことがこんなに心地いいものだとは。

 

バークリーの「ジャンピング・ジェニイ」を読了。

黄金期のミステリーってこんなに多様だったんだ! ってうなる一冊でした。

「チョコレート」とはまた違う角度からのアンチ・ミステリー。

探偵が、「これは殺人だ」と見抜いた現場を自殺に見せるために現場を荒らし、

気づいたことを警察に知らせず、居合わせた人に偽証の誘導をし……

結局うまくいかずに容疑者になりかけながら奔走するっていう混沌ぶり。

最後の一行がこれまたイイんです。

 探偵役のロジャーは、作者から偏った愛情を注がれているので、

全体にコミカルな雰囲気が漂っています。

'メコン川の河畔で''2019-01-18 13:13:13'

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吉田博の「光る海」に出くわしました。

'第二の銃声''2019-01-25 13:13:13'

 またバークリーです。

本作も「探偵小説」的な要素をことごとくおちょくっていました。

もうね、「探偵の提示する解が絶対正しいとされるのはおかしい」も、

「動機のある奴が犯人だ」も、証拠もアリバイも否定して、

それでいてこれら全てが彼流のミスリードだからね、

いかに読者がバークリーに翻弄されているのか、分かりません。

 

ってのはぜんぶ、私たちの習慣とか考え方の陥穽を示唆しているんですよね。

チェスタトンしかり、だから面白い・・・!!

 

 

'む''2019-02-01 13:13:13'

国書刊行会の「書物の王国」というアンソロジー(全20巻)が存在することを

先日偶然知りまして。テーマがどれも素敵なのでそのうちそのうち……。

植物・鉱物・美少年・同性愛・人形・吸血鬼・月……っていうラインナップ!

'続''2019-02-08 13:13:13''

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1月4日の下書きを、結局一から新たに描き始める「フラニーとゾーイー」

1月は昔読んだイメージで、「家具で混乱した部屋の中で、空中に舞うほこりが陽に当たって

きらきらしている中で電話するフラニー」だったのですが、改めて読み返したので。

3連休だからって、谷崎潤一郎を3冊買い、ウッドハウスを3冊、図書館で予約しました。

3連休だからって気が大きくなりすぎですね。そんなに読めません。

'先週の下書きに''2019-02-15 13:13:13'

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色をつけました。

サリンジャーの「ゾーイー」から。サリンジャー作品でもいっとう好きな場面です。

 

OCで描き始めて結局SAIに……だのでSurfaceにSAI2を入れてみました。

久々に絵を描きましたが、無心になれるっていいですね……。

'コミティア128''2019-02-22 13:13:13'

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参加申込しました。募集スペース数が例年より少ない気がしたのですが、受かるといいです。

最近のコミティアは本当に抽選することもあるので……。

 

どうしても家で原稿―主にプロットなどの文字書き―ができないので、

原稿の旅に出かけようと思います。福島、神奈川、静岡……と散々迷って軽井沢。

年末頃から、近くのカフェに朝一で滑り込む計画を毎週(!)していて、

毎週(!)頓挫している体たらく。

混雑と人目が気にならず、適度に人の目がある場所って難しいです。

 

ティアのほかにも書きたいものがあるのに、結局時間次第! になってしまいそうです。

 

軽井沢で''2019-03-08 13:13:13'

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原稿をしました。完全に未着手状態だったのでまずはプロットから……

以前、湯河原にある旅館が原稿執筆プランなるものをやっていると聞きまして。

諸々を考慮して軽井沢でセルフ缶詰をば。

 

こことか

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ここで

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本を読みながら書き物、ホテルでも延々読書とプロットを……

冬の終わりの軽井沢は適度に空いていて、また行きたいです。

たぶん次も原稿をやりに……

'付けペン''2019-03-15 13:13:13'

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すっごく久々すぎて、手元にあるインクは大丈夫なのか、とか、蒸発しているミスノンとか

いろいろな不安要素はあったのですが、

ひさびさに、引く線一本一本の緊張感を味わえました。

最近手に持つのは万年筆だったので筆圧のかけ方が行方不明ではありましたが愉しかった!

ノート''2019-03-29 13:13:13'

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蝋引き紙を表紙にしたノート、近所の文具屋さんで見かけて

即惚れ。

一番下のやつはネーム用に。

'進捗''2019-04-05 13:13:13'

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下書きが大体終わりました。

入稿、4月1日のはずだったんですが……れれれ?

 

コミティア受かっていたので頑張ります!

'一週間で''2019-04-12 13:13:13'

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どうにかペン入れは終わりました。。

残り仕上げ(トーン+作画崩壊をどうにかする)と

表紙……表紙と表紙2−3とまだ本文3ページ分くらいの作業が残っているのですよ……

逃避したい現実ですね。

'脱稿しました。''2019-04-19 13:13:13'

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もはや予約投稿ならぬ遡り投稿なのですが…

0422ようやく印刷屋さんに原稿を提出できました。

カラーイラストどころか絵を描くのが久々すぎてどうしようかと思いましたが、

自分の絵に全く思い入れがないのが幸いしてどうにかデッドラインを死守できました。

(いいのか、それで…)

今回の原稿で、いままでうっすらと、意識の表層に乗せないようにしていたことを

自覚してしまったので、脱稿早々これからどうしよっかな〜って思いあぐねているところです。

自分が描く漫画は、メタ構造の実験でしかないってね。

ま、本格的に枠物語を作れれば、これはこれで色々仕掛けられて楽しいんですが。

 

繕い物'2019-04-26 13:13:13'

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家読書のほぼ定位置、アウトドア用のロッキングチェアに三日月クッション。

クッションのカバーの替えが欲しかったので、自分で作りました。

手芸店でビビビときた布、切った端からポロポロとほつれてヒヤヒヤしながら縫いましたが

なんとかクッション本体がフィットする形になってくれて自己満足。

しばらく手芸はNo Thank you.

 

11月の文フリ@東京に応募して、スペースもらえたのでぼちぼちまた始めます!

次は、やりたい装丁のために100ページ以上書かなきゃならんのだぜ!

'家計簿''2019-05-03 13:13:13'

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自分仕様にレイアウトして、製本してみました。

ちょっと大きな買い物をするための貯蓄目的だから、錬金術っぽい外観に。

黒い方は金の箔押し、赤いのは黒マットの箔押しです。

家にあった端材で全て賄えました。

自分の図書館兼作業場兼住居を作るために、厄年だけれども

プランを遂行しようかなって思い立って。思い立ったが吉日! ということで。

 

作業風景はこんな感じで、2,3日机が使えなくなったのが難点でした。

大辞林、シェイクスピアの全集、指輪物語の愛蔵版、ハンマースホイの画集、それから

ハリー・クラーク挿画のポオ作品集、読む以外の目的に使ってしまってごめんなさい。

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'日曜日のコミティア'2019-05-10 13:13:13'

L33bにおります。

新刊は以前書いたとおり。

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お迎えしたタイプライターで。

コミティアと水彩''2019-05-17 13:13:13'

 12日のコミティア、ありがとうございました!

すごくうれしい言葉をいただいて、まだ漫画描けるかなってちょっと思っちゃった。

でも11月は日程丸かぶりな文学フリマの申込をしちゃったし、ねえ。どうしよっか。

8月ティアは暑そうなのと、本腰を入れて作りたいもののために見送る予定です。

細く長くやっていけたら良いです、ということで。

 コミティアのサークルスペースで読んでいたウィルキー・コリンズ作の「白衣の女」、

「古典はこんなにも面白い」を体現していて、ページ数をメモらずにはいられませんでした。

来週以降に描きたいと思います。

 

久しぶりに水彩。

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職場でもらった奪取したイタリアの航空会社のカレンダーが毎月素敵で描いてみたくなっちゃった。

水彩は、縮小するよりもむしろ原寸で、あるいは原画を見た方が滾るという個人的な趣味で↓

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みてみてー!''2019-05-24 13:13:13'

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 GWに活版印刷で名刺サイズの蔵書票兼栞を作ったのが手元に届きました!

かなり細かいところまで元データのままです。うれしい。

次のイベントで配ろうかなと思いますが、主な用途は私個人の普段使い用。

増版は、一回一回インクの色とか替えるんだ……へへへ未来の楽しみです。

テディベア効果''2019-05-31 13:13:13'

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ぬいぐるみに説明して行き詰まった物事を整理する、というやつです。

創作活動用に我も、と思いお迎えしてみました。

(GWの一日をぬいぐるみ選びに費やした……。)

しかし かわいいのはNo Thank You。よって賢しい顔つきのこの子に。

まあ私のほうが「みゃぁみゃみゃみゃっみゃあ〜?」と話しかけているので

プラマイゼロみたいなもんです。

'白衣の女''2019-06-07 13:13:13'

ウィルキー・コリンズ。

ここ一ヶ月はこの本に心を持っていかれてました。

小説のジャンルを網羅しているような一冊で、150年前にこのようなものを

作り出せたイギリス社会――同年代にはディケンズやホーソーンがいます――

の豊穣を垣間見ました。

 

笑ったりハラハラしたり憤ったりときめいたりと忙しかった!

上巻から引用して紹介します。

 

すぐに彼女はこちらを振り向いた。部屋の向こうからこちらへ歩き出だすや、
身体や手足の優雅な動きが私の心臓をどきどきさせ、もっとはっきり顔を見たいものだと
大いに気がせくのだった。彼女は窓辺を離れた。私は心の中でつぶやいた。「ブルネットだな。」
彼女は数歩近づいてきた。「年若い人だな。」さらに近づいてきた。私はもう一度つぶやいた。
(あまりの驚きでうまく言葉にならなかったが)「不美人だな!」

 

 「不美人だな!」……! 

 

私は密かに思うのだが、ヴィジー夫人が生まれたとき、
女神は同時にキャベツを作るのに夢中になっていたのではあるまいか。
われわれ全てのものの母である自然の女神の心が野菜のことで一杯であったために、
ヴィジー夫人のような性格が出来たのではあるまいか。

 

以上、ヒーロー役のハートライトさんによる人物描写です。

彼、とってもいい人ですからね! (なんのための弁明か)

 

 

そして、読者を一瞬で虜にしてしまうマリアン・ハルカム嬢をご紹介しましょう。

初登場の初対面でいきなり「不美人」と評された彼女ですが、

その機知には惚れずにはいられなかったです。

登場してほんの数ページで彼女の人となりを描写し、

読者を納得させかつ魅了させるコリンズの筆力にも。

 

私は色黒で不器量なのに、フェアリー嬢は色白で器量よし。
みんな私の事を気むずかし屋の変わり者と思っています(まったくあたっていますけど)。
妹のことは優しくてチャーミングと思っています(もっとあたっていますけど)。
つまり、妹は天使、私は、さあなにかしら? 

 

 

つまりは、ぜひ読んで? 岩波文庫で3巻ですよ! ということで。

'1かげつ''2019-06-14 13:13:13'

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文章を書く習慣を会得したいと思って、5月のGW明けから一日一枚。

(連休明けの絶望的な日に始めるなんて……)

今のところ一ヶ月続いております。まあ、水木あたりから体力がへばっているので

休日にまとめて・・・なんてことはしょっちゅうですが。

 

手近にあった飾り原稿用紙の200字詰めを5日に使い切って

次は満寿屋のはがきサイズに。机上で場所を取らなくてよいです。

一日一日適当に断章のようなものを書いているけれど、徐々に長いものに移行する予定。

予定……。

'レーモン・クノーとバークリー''2019-06-21 13:13:13''

読書記録。

 

●「文体練習」レーモン・クノー

 フランス文学には正直にいうと疎いというのに、どういうきっかけでこの一冊が私の手元に来たのか、

 購入履歴によるとたった半年前のことのようなのに、まったく記憶になかった。

 まあ、そんなのは本の中身とは関係のない話で、ともかく、読めてよかった、出会えてよかったと

 率直に思った一冊でした。

 言葉の彼方先にある言語の可能性を私たちはまだ知らないし、

 これは一つの、特定の言語内に限った話ではなく、言語「間」のことかもしれない。

 私はこの可能性を知りたいと思う。

 

 

●「ウィッチフォード毒殺事件」アントニー・バークリー

 バークリーがね、こんなに堂々と「毒殺」だなんて書くのは要注意ですよ、と読む前に予感がした。

 タイトルを使って読者に先入観を植え付けるやり口、彼には朝飯前ですよ(一度まんまと引っかかったことがある)。

 当たらずとも遠からずでしたが、彼の力量にはやっぱり舌を巻いちゃいます。

 一冊一冊がこんなに挑戦的な作家も珍しいです。「ミステリー」に対する挑戦! 

 

'虚無への供物''2019-07-19 13:13:13'

 東京創元社の塔晶夫版を手元にお迎えして

(うちには他に、講談社の初版と文庫がある)

 久々に読んでいます。少しずつちびちびと。

 本を手にするたびに、その重量に驚いています。

 内容については言わずもがなというか、

 もうずっとあの世界のなかにいて、

 あとはもう、自分の立っている場所を突きつけられた途端に

 ぽんと放り出されるのを待つだけです。

久生十蘭''2019-08-02 13:13:13'

 『虚無への供物』に、奈々村久生はジュラニアン、という記述があって

久生ちゃん大好きとしては読まずにおれんと手を出したのが運の尽き、

もとい、運命の出会い。

我もジュラニアンたりたいと、『顎十郎』の数ページ目で惚れちまいました。

 

目下、国書刊行会の「定本久生十蘭全集」を狙っているところでございます。

サイトにあるカタログからして豪華。

橋本治・澁澤龍彦・中井英夫の推薦の言葉があるよ。

'細雪''2019-08-09 13:13:13'

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4月頃に、細雪の愛蔵版の存在を知り、

ずっと日本の古本屋の気になる本リストに入れておいたものを

8月6日に広島の古書店で注文しました。9日に受け取り。

 

細雪は、「古き良き日本」ってよく評されているけれど、

この作品世界にずっとつきまとう世相の不安、

日々の生活が徐々に下り坂になっている描写が、

谷崎の戦争(にむかう世の中)に対する態度だったのだと私は思う。

 

本に挟み込まれていた広告で知りましたが、

潤一郎訳 源氏物語 全 の愛蔵版もあるんですね。ふうん……。

'払暁''2019-08-16 13:13:13'

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アナログ''2019-08-23 13:13:13'

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で久しぶりに描きたくなって、明日も仕事……という日の夜10時頃から描き始めた。

 

いま、11月の文学フリマに向けての原稿をしていて、

舞台の場所を決めようと地図上でパッと指さした地名が実は好きな作家の終生の地で、

このおかげで人物造形まで出来てきた、という状態。〆切まで2ヶ月。

間に合うのだろうか……。ちなみに事情があって長編です。

'8月が……''2019-08-30 13:13:13'

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終わろうとしているっ……!

ふ…っと気を抜いたらローレンス・ブロックの本を

―具体的には泥棒バーニーシリーズを3分の2ほど―

買っていて、読みたくてたまらずうずうずしながら

日々白紙の原稿用紙に向かっています。

 どこか旅先で原稿したいなあと汽車と宿を調べ、

やっぱり近所の喫茶店でいいやと投げ出したり。

(近況報告終わり)

書いています。''2019-09-06 13:13:13'

5月から始めた「1日1枚」は200字詰めの原稿用紙だったんですが、

その1か月分を休日の1日で書きました。しかしまだまだ足りぬ。

 

ドイツ文学者池内紀さんの訃報。

 

二ヶ月ぶり……!!''2019-11-08 13:13:13'

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サボるつもりはなくサボっておりました。

2ヶ月のあいだ300枚ほど書いて、今週やっと印刷屋さんに提出出来ました。

9月中に書き終えるつもり※が、ハロウィンが終わっても終わってないっていうね、

自分の書くスピードを自覚しました。それから、皮算用ぶりも。

というわけで形だけでも今月の文フリ東京に出られます。

またコンスタントにいろいろ書いていく予定ですが、いまは本が読みたいです。

 

※トリックも何もかも決まっていない状態で8月31日から書き始めた。無謀。

 

原稿中の…'2019-11-15 13:13:13'

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机周りの写真が出てきました。

そういえば9月にパイロットさんの筆圧測定を受けたら、

平均120〜130のところ、40しかなくて、

どうりで万年筆に流れるわけだと合点した次第。

ボールペンだと宛名書きするだけで手が痛く……。

 

 

目下、十二国記におります。

日曜日は文学フリマ'2019-11-22 13:13:13'

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ケー10 にいます。ジャンルはミステリー。

新刊、木曜日に受け取りました。

装丁は狙い通り! いつもの印刷屋さんです。安定。

中身は……どうだろうか。アンチミステリーです。

 

よろしくどうぞ。

 

物欲がとまらない。'2019-12-06 13:13:13'

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たまたま見かけた満寿屋のリフィルのためにシステム手帳を導入してみました。アッシュフォードです。

満寿屋とコラボしてこのリフィルを作った文具屋さんでお安くなっていたので……

そいで、本体のペンホルダーは気に入らなかったので早々に解体して、

別途ペンホルダーリフィルを差し込んだら。あら不思議、今度はこれに似合う万年筆が……

という案配で今はキャップレスでいい軸はどれだ選手権開催中です。

 

こないだとうとう仕事用にデシモを買ってみたらすごい使い勝手が良くてですね、むにゃむにゃ。

 

13日の金曜日!''2019-12-13 13:13:13''

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今年は2回ありましたが、9月は絶賛原稿中でサイト放置していたので……。

今日も今日とてばたばたしていますが、手帳用の万年筆を見繕いに行くことは

決定した予定です。

 

白銀〜読み終わりました。

はじまりのような終わりで、ほのかに明るい、長い長い旅の終わりだった。

 

iPad air''2019-12-20 13:13:13''

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 procreateなるお絵かきソフト…今はアプリというんでしたっけ…を使ってみたくてお迎えしました。

 思い立ったが吉日ということで。

 た、楽しい…!!

 絵を描くのが楽しいのは久しぶりの感覚です。(↑は下塗り状態のものです。何描くかはこれから決めます。)

 ただ、年末の慌ただしさでじっくりといじれてはいないので、年末年始の休みのお供にします。

 読書も原稿も観たい映画もある。絵も描きたい。欲張り。

'忘年筆''2019-12-27 13:13:13'

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2019年は万年筆で始まり、万年筆で終わるようです。

それも、ペリカンはスーべレーンの茶軸で。

左は1月4日に迎えた2009年の軸。

右が12月22日にお迎えした2016年の。

同じ年代のものでも軸の個体差が出るのが面白いです。

 

厄年でしたが、全く病気等には縁がない一年で……終わるといいです。

筆記用具にお金を使うようになったのが悪い傾向で、厄と言えるのかもしれません。

 

いい本には思いの外たくさん出会えました。

ウィルキー・コリンズ『白衣の女』しかり

久生十蘭しかり。

 

 

年末年始は短くてもいいから何か書きたいです。

良いお年を。

 

 

新しい年'2020-01-03 13:13:13'

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 たくさんのおもしろいことがありますように。

アナログ'2020-01-10 13:13:13'

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色塗り楽しかった! 色と戯れるために線を描いていると改めて自覚しました。

絵を描くのが楽しいのは画材のおかげです。

ダーヴェントのインクテンスちゃんとシュミンケはホラダム。

発色の良さの双頭(個人的意見です)。

紙はアルシュ一択。大昔買ったブロックを使い切ったので、

ポストカードサイズにちまちま描きながら新しいのを見繕います〜。

 

残業で少なくなった可処分時間をお絵かきに費やした年始の一週間だったので、

年明けから読み始めたウェイリー英訳・差幅秀樹日本語訳の源氏物語はまったく進んでいません。

彼方の音''2020-01-17 13:13:13'

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心象スケッチ。

鉛筆のラフスケッチは10日の金曜日。

11日の土曜日にウィーンフィルのニューイヤーコンサートの再放送をみて、

13日に色を入れたもの。

イメージも音楽も出会うべくして出会ったのだ、と思えた。

編み物'2020-01-31 13:13:13'

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仕事場で使うコースターがほしくて、久々に編み物を。

一時間くらい無心に編んでおりました。

楽しかっっったっっ……!!

(無心と楽しいという感情は同時に成立しえなさそうですが、

それが出来てしまえるのが編み物のすごいところ。)

 

 

『オラクル・ナイト』'2020-02-07 13:13:13'

 3,4年前に初めてポール・オースターという作家を知ったのは
新聞の書評欄でした。

『オラクル・ナイト』。

 文庫版が出て1年経った頃のもので、確か12月か、11月の下旬。
夜の長い時期というのも相まって、「神託の夜」というタイトルの持つ
魔力に惹かれました。

 あのとき、どうして実物を手にしなかったのか思い出せませんが、
その後、吉野朔実さんの書評で同作家の「偶然の音楽」を知り、
一冊も読んだことがないけれど、身近に思える作家のひとりに
オースターはなっていました。

 最近になって、ほとんど衝動的に本屋さんで『オラクル・ナイト』を
手にし、でもすぐには読み始めず、1,2週間ほったらかしていた後、
今ようやく、数年越しに読んでいるのですが、読み始めてすぐに、
「この本は来るべきときにちゃんと来てくれて、私はそれを逃さず
手にすることが出来た」と確信しました。
 今の私の状況にこんなにもシンクロしてくれる登場人物に出会えるとは。

いちばんはじめに「あ」と思ったのは12ページ。
上記の状況をのぞいても、人をひきつける力を持った言葉。

「言葉、みんな使う。みんないろんなことを書く。
子供たち、学校行って私の本で勉強する。
先生、私の本に成績つける。私の売る封筒でラブレター送られる。
会計士の帳簿、買い物リストのメモ用紙、一週間の予定表。
ここにある物、みんな暮らしに大切。
そのこと私嬉しいね。私の人生に名誉ね。」

 

夜想曲''2020-03-13 13:13:13'

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13日の金曜日!

にしても最近色々諸々サボりすぎなので気を引き締めてゆきたいです。

'いやあ面目ない''2020-03-20 13:13:13'

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突如始まった原稿期間に心がついて行けず…。


ま、間に合うのかしらんと今も現実逃避しています(日曜夜記)。

*''2020-04-10 13:13:13'

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匣。'2020-04-17 13:13:13'

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A4のまっ白な原稿用紙だと臆するので、B5のクリーム色の400字詰め原稿用紙を自作しました。

で、ついでに、それ用の匣も欲しくなったのですが、なかなか良いものを見つけられず、

余っていた板目紙と布と紙で自作してみました。

頭の中だけで設計図と手順を展開させていったのですが、ちゃんとうまく機能するものになって良かったです。

なんでこんなことをしているかというと、原稿をするためです。

 

'いかがお過ごしでしょうか。'2020-04-24 13:13:13'

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1年前に迎えた『千一夜物語』(岩波・マルドリュス版)をようやっと繙いてみました。

2週間くらいかかって全十三巻の一巻目・・・のもうすぐ半分・・・。

近い語族の外国語を横断的に勉強してみたり、長編の構想を練ったりしているのでゆっくりです。

本屋さんに行かず家にある積読の山を崩しているところがいつもと違うくらいでしょうか。

インドアの耐性、どこまでいけるか試してみるのも一興と思って日々を過ごしております。

原稿モードに突入します'2020-05-01 13:13:13'

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何を呑気に…と思われるかも知れませんが、
すでにスケジュールがビハインド状態です!
※資料?と称して並べた本を読み耽っているもので!

 

 

では!

 

↑は、お篭りだし! というわけわからん理由で描いたもの。楽しかった…。
現実逃…とも云います。

これは現実逃避''2020-05-08 13:13:13'

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黙々と植物を描いていた、みどりの日でした。

 

絵も投稿も'2020-07-03 13:13:13''

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久しぶりです…。

'時の深淵でまどろむのは誰か''2020-07-24 13:13:13'

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ヴィム・ヴェンダース監督×ペーター・ハントケ脚本の映画、

「アランフエスの麗しき日々」を観ました。

咀嚼するのがたのっしい一本。流石のコンビだな。

(ずーーーっっと喧嘩していた2人なので、この映画の存在にまず驚いた。

 いつの間に仲直りしたの? ってか仲直りしたの?)

 

英語フランス語ドイツ語が意図的に使い分けられている、世界の融合と分断。

庭で語らう男女は「今」にいる、いにしえの二人だし、

彼らと、彼らを窓越しに眺める作家はリンゴで繋がっている。

 

人には勧めにくい一本だけれど、映像と音を浴びるだけでも。

'*'2020-07-31 13:13:13'

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'透明水彩''2020-08-07 13:13:13'

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愉しいです。

絵の具と紙と水と戯れているだけで幸せになれる。

ずっと色塗りしていたいくらい愉しいです。


阿刀田高先生のこと''2020-09-11 13:13:13'

 世に短編の名手と謳われる作家はままいらっしゃるけれど、日本の作家で誰か一人をと言われたら、  
私は阿刀田高を挙げたい。

 『眠れなくなる夢十夜』で彼の短編を初めて読んでから2か月。
集英社文庫から全5冊で出ている『阿刀田高傑作短編集』を読了していた。

 大昔、児童向けに現代語訳された古典の全集(講談社の少年少女古典文学館」)を
夢中で読みあさっていた時期があって、阿刀田先生のお名前を知ったのはそのとき。
(ちなみに、他には氷室冴子、田辺聖子、瀬戸内寂聴、佐藤さとるに栗本薫、橋本治……
そうそうたる方々がこの全集に集結していらした。こわ。)
『眠れなくなる夢十夜』のトップバッターにいらした阿刀田先生は
埋もれていた二十数年前の記憶を、ものの数行で、一瞬にして、引き起こしてくれた。

夕陽が山の端にかかり、暮れなずむ空にいた鳥たちが
細かい点を散らして三羽、四羽、二羽と寝ぐらへ急ぐ。

 この一文には、作中の河岸と彼岸だけでなく、一千年前の言葉と現代の言葉が同居している。
言葉が連綿と続いていて、阿刀田さんはまさしくその中継をしているのだと
瞬時に思い当たり感謝したくなった。
 と同時に、この一文を読んだとき私の中でも同じようなことが起こった。
今の読書と昔の読書がようやく再会できて、実はずっと地続きだったと分かったような感覚。
 これだけで、阿刀田高という作家に惚れ込むのには充分だった。

 で、9月上旬。
 集英社文庫の5冊を読み終えてやっぱり思うのは
「うまいなあ」この一言に尽きる。
 読者として文章と展開を堪能して、書き手としてはどうだろうかと
同じ一編をもう一度読み返しても感嘆のため息しか出てこない。
  書かれていることといないことが絶妙なバランスを保ち一つの話を編み上げている。      
所々に差し込まれているものがその後のイメージを作り上げ   
「オチは読者に想像させるだけ」を成立させてしまうこの手腕よ。   
読者の想像にはにおいや重さや触ったり見たりした感触がべっったりと張り付いている。   
書かずにここまで読ませるか。

 特にホラー編は読み終えた後に角田光代さんの解説まで付いてくるという豪華版。
角田さんの言葉にうんうんとうなずいて、読書の幸福を角田さんと一緒に味わえる。

 

 小説における恐怖とは何か、ということを阿刀田高さんは収録作
「恐怖の研究」でじつに端的に述べている。「結局、恐怖というのは想像力の問題だと思うのです」
というせりふからはじまるこの短編のなかで、瀟洒な屋敷にひっそりと暮らす田島啓介は、こんなふうにも言う。
「だから小説の場合も、作品の中に描かれていない、影の部分を読者に想像させ、それがえも言われずに恐ろしい。
これが本当によくできた恐怖小説だと私は思うんです」。
 田島のこのせりふは、そのまま作家阿刀田高の言葉であるように思う。
おそらくご自身が膨大に読み、書くなかで得た、恐怖小説を書くための大いなる秘訣を
よく惜しげもなく披露されるなあと、その太っ腹に感動してしまう。

 

 ほんとに良い読書だった、と次の阿刀田作品を吟味しながらまだ幸福に浸っている。

 


リップマン『世論』'2020-09-25 13:13:13'

手にしたきっかけはNHK100分de名著の「メディアと私たち」の回。
番組で紹介された4冊(リップマンの世論、サイードのイスラム報道、
山本七平の空気の研究にオーウェルの1984年)に、放送から2年半経ってようやく手を出し始めた。
(オーウェルの1984年は当然読んでます基本でしょ。 という顔をして、私はまだ読んでいない。
本を読んでいると周囲が勝手に読了済だと思い込んでくれる。
本を読んでいるといえるくらい読んでいないよ、ばーか。
という内心のぼやきをここに白状する。)

さて。
上巻のはじめからもうリップマンの文章に魅了される。
政治学、ジャーナリズムの本が、しかも古典扱いがこんなに面白いだなんて! 
目から鱗である。調子に乗って岩波文庫の政治学・法学分野に手を出してみようかな、
なんて思ってしまった。火傷するのは目に見えているが。

 

視覚化によってある事柄の刺激と結果は捉えられるかもしれない。
しかし、その間に介在するものは視覚化する人によって悪い方向に戯画化されることが多い。
たとえばそれは、作曲者の意図が愛らしい乙女役に扮した
巨躯のソプラノ歌手によってぶちこわしになるようなものである。

もし、自分の住む街を軍靴の足音高く通過するいまいましい厄介者たちに
怒ったベルギー人が、それぞれ図書館へ走り、国際法の手引書を開いて闖入者たちに向って
やみくもに撃ちまくる権利があるかどうかを確認したとすれば、それこそ異常である。

 

明快で明晰な文章の所々にさし込まれるこのユーモア。
稀代のジャーナリストならではといったところで、
茶目っ気たっぷりにウィンクする姿が脳裏に浮かびます
(リップマンのお顔は存じ上げないけれども)。
でもって、一秒後には鋭い政治哲学者の顔に戻っているに違いない……
とか考えたら、なんだかとてもいいですね。
ウォルト・リップマンという存在を作った神に感謝したい。

 

岩波文庫で上下巻になっているこの本、
上巻は「人はどうあがいても自分の思い描きたいようにしか世界を描けないし、
たとえ新しいことに出くわしたとしてもそれまでのステレオタイプに認知を支配されている
ので新規のことも知らず知らず型にはめてしまう。人は絶対に、世界のそのままの有り様を
見たり知ったりすることはできない。絶対に」と悉く読者を打ちのめす内容で、絶望すら
受け入れてしまえるほど上手い彼の文章にもノックアウトされた。
少し哀しいけれどそうだね本当だね、と頷くしかなかった。

 

で、下巻である。
上巻でメタメタにされていた私の心は、これ以上何を書くことがあるんだよ、と思っていた。
もう充分だよ、民主主義の本質も、新聞のあり方も、共通意思の形成も。
みんなそれぞれの都合の良いように歪んでいるんでしょ。もう充分わかったから。そう思っていた。

 

でも違った。
彼の本当の主張はそこじゃない。私たちの認識にバイアスがかかることは百も承知で、
彼はさらにその先を行っていた。100年前、戦争の狭間に生きた彼は、
現代の、加速する情報の中に埋もれている私たちよりも先を歩んでいた。

私たちの思い描ける社会には限界がある。では、どうすればいいか。
どうやって情報に接すればいいかを夜道のランタンのように照らしてくれていた。
上巻と下巻の3分の2の読者を打ちのめす内容は、すべてこの終盤のためにあったのだ。

 『世論』のプロセスはまさにこれ↓
錯誤の研究は最良の錯誤予防法であるばかりでなく、真の研究へ導く刺激としても役立つ。
われわれの心が自らの主観主義をさらに深く自覚するようになるにつれて、
われわれはその自覚がなければ見出しえないような
客観的方法に強い関心を抱くようになる。ふつうなら目に入るはずもないのだが、
われわれは自分の偏見がもたらす途方もない害や気まぐれな残酷さを
はっきりと見る。偏見を打ち砕くことはわれわれの自尊心に関わってくるために、
はじめは苦痛であるが、その破壊に成功したときは大きな安堵と快い誇りが与えられる。

政治論に結びの章はない。政治論の主人公の前方には、
その背後に記されてきた歴史よりもさらに長い未来が続いているからだ。

恐怖は大きかったが、普遍的なものではなかった。
腐敗はあったが腐敗させられないものもあった。
混乱もあったし奇蹟もあった。(中略)
読者諸氏はこの十年の間におこったあらゆる凶事のただ中にあっても、
こんな人たちをもっと増やしたいと思うような男や女を見たであろう。
こんな瞬間をもっと増やしたいと思うような瞬間瞬間を経験したであろう。
もしそうでなかったら、神といえども諸氏を救うことはできない。

 

本書は、リップマンが社会に、人類に、未来に託した希望だ。
読者は読むという行為のなかで知らず知らずのうちに、でもしっかりと、
彼の希望を引き継ぐことになる。
これは、書物というものの最も幸福な形態である。

 

蛇足ながら。
感動的な最終章の最後のページに
「ショウ氏は三つの頭をもつという望みすらあきらめることを拒否したが、
ふつうの人間なら三つの頭をもつことは断念してもよい」という一文を
ぶち込んでくるリップマンは流石だな、と感心しました。